関節の痛み
そう聞いて何か不思議に感じることはないでしょうか?
関節。Wikipediaによると、「関節(かんせつ)とは、骨と骨が連結する部分を表す言葉であり、不動性結合(synarthrosis)と可動性結合(diarthrosis)とがある。膝・肘・腰・肩など体中のいたるところにある。関節には、両骨の間に潤滑油の役目を果たす滑膜(滑液)が存在する。」とあります。
では、連結する部分のどこが痛いのか?
お医者さんではよく高齢者の膝の痛みに対して、「軟骨がすり減ってるから痛いんですね〜。」など言われますが、何で軟骨がすりへるのだろうか?まさか上の骨と下の骨がぶつかってすり減るという意味なのだろうか?
そんなことがあったら痛いどころの騒ぎじゃないでしょうね。もしそうだとしたら怪我したところを擦り合うことになりますね。それはありえない・・・。
関節の中に痛みの原因がある場合、一つは炎症によるものだと思われます。関節の中にはお水がありますが、それは関節が動かないと入れ替わらないんです。入れ替わらないということは栄養が入ってこないで、老廃物が出ていかないということになります。そうすると膝の中の軟骨や柔らかい組織の細胞は死んでいっちゃいますね。そのために炎症が起きて痛みの物質が神経を刺激します。ご高齢者の膝の痛みはこれが原因のことがあります。
もう一つは関節を動かさないと本来は感覚を感じ取るはずの神経細胞が痛みを感じ取る細胞に変わってしまうのです。(これはある論文で述べられています)ただし、これはギプスなどで2週間ほど固定した時の話なのでよっぽど運動不足でほとんど膝を動かさないようなことでもないと起こらないと考えられます。
以上の2つはご老人や大きな怪我でもない限りあまり起こらないですよね。ということはそれ以外の膝の痛みはほとんど筋肉の痛みだと思われます。
太ももの筋肉にトリガーポイントという筋肉の塊ができてそれが離れた場所(例えば膝)に痛みを感じさせるという症状で、筋肉にカイロプラクティック治療をすると改善するものです。
ただし、もう少し複雑な場合も時々見られます。筋肉の緊張が膝の関節の動きを狂わせて、そのために膝にある靭帯や関節包という関節を守る組織に傷がつくようなこともみられます。
膝の話になってしまいましたが、どの関節の痛みも同じような仕組みで起こります。
いずれもカイロプラクティック治療に適応しますので、是非カイロプラクティック治療をお試しください。
|